フィレンツェの西40キロのチェレットグイーディ地区で約10haの農園を管理する生産者です。
オリーブは、毎年10月に主に手摘みで収穫しコールドプレス製法を備えた最新鋭の搾油機で酸度0、1%前後という純度の高いエキストラバージンオイルを生産しています。
ルナクレセンテでは、若手生産者のダニエレがこのエリアの土着種であるフラントイオ、モライオーロ、レッチーノ種を30、20、50%という絶妙な比率でブレンドした香りと苦味と辛味が抜群の初搾りオイルを、オンラインショップで紹介しています。
ブドウは主にサンジョベーゼ、メルロー、ヴェルメンティーノ種を中心に生産しています。キャンティエリア最西端に位置し、サンジョヴェーゼ100%のフルボディ赤ワインの生産エリアですが、近隣にあるスーパータスカンの成功に触発され原産地統制に縛られることなく理想のブレンディングを追求し続けています。
世界遺産エリアであるヴァルドルチャのピエンツァ近郊で約6haの農園を管理する家族経営の小さな生産者です。
生産地は世界的に名を馳せるあのブルネロディモンタルチーノとヴィーノノービレモンテプルチアーノの生産エリアに挟まれたオルチャ渓谷に位置します。生産者のカピトーニ・マルコは、2000年に認定されたこの土地にある14の生産者によるオルチャDOCの誕生に尽力した一人です。
今回輸入した日本初上陸となる2017オルチャDOCリゼルヴァは、サンジョヴェーゼ80%、メルロー20%でフレンチオークで寝かされ瓶詰めされたものを少量譲り受けました。タンニンが強くやや重めのワインがお好みの方におすすめです。
テロワールで特筆すべきは、両エリアとも太古に海だった大地が隆起侵食されできた丘で、斜面の土壌は貝殻の化石が入混じった堆積層であることです。地理学的には、日本でも有名なあの牡蠣との相性抜群といわれるシャブリの産地であるブルゴーニュ地方のケスタ地形と酷似した土壌です。そのため彼らは、それぞれの地区特有のテロワールを引き出すことに注力し続けています。
輸入本数は限られますが、彼らのワイン造りにかける情熱を少しでも多くの方に感じていただけたら幸いです。
販売場の名称及び所在地 | ルナクレセンテ(東京都千駄ヶ谷4-13-7) |
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酒類販売管理者の氏名 | 下田 雄一 |
酒類販売管理研修受講年月日 | 令和4年7月29日 |
次回研修の受講期限 | 令和7年7月28日 |
研修実施団体名 | 全国小売酒販組合中央会 |